犬話

とりぱんのジョンの話で泣いた。
最近、我が家のクロさんが体調を崩したこともあり、余計に感傷的になったのかもしれん。
結局、胃腸炎だったのだけれど。
相手は喋れない犬で、赤子同然。
いつも、目をキラキラさせてウキャウキャと楽しそうな彼が、ほとんど動かず、ドロンとした顔をして丸くなっていた。
散歩に出ては、下痢。
餌を食べれば、嘔吐。
寝ていても、死んだように浅い呼吸。


このまま死ぬんじゃないかと本気で思った。
どんだけ金を積んでも命だけは助けたい、と思った。


我ながら、なんと愛犬に依存した生活を送っている事か、呆れた。


ある意味、親ってこんな気分なんだなって、やや理解できたかもしれない。